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学習法・教科対策

計算の途中式で間違えた場所を見つけるには?家庭でできる見直し練習

計算を間違えるたびに最初から解き直すだけでは、どこで考え違いをしたのかが曖昧になることがあります。途中式を一行ずつ比べ、最初にずれた場所を見つける練習を紹介。書き残す内容の選び方や、保護者の声かけも具体例で解説します。

計算の途中式で間違えた場所を見つけるには?家庭でできる見直し練習のイメージ画像

計算の答えが違ったとき、消しゴムですべて消して解き直していませんか。正解にたどり着いても、元の間違いが見えなくなると、次に何を確かめればよいかが曖昧になります。家庭学習では、途中式を残し、最初にずれた場所を探す練習を取り入れてみましょう。

途中式は「自分の計算をたどるため」に残す

途中式の目的は、ノートをきれいに埋めることではありません。どの数を使い、どの計算をしたかを、後から自分でたどれるようにすることです。頭の中で複数の処理をまとめると間違いやすい子は、まず一つのまとまりを計算するごとに行を分けてみます。

  • 式の変形は下の行へ書き、直前の式と比べられるようにする。
  • まだ計算しない部分も書き写し、符号や数字が変わっていないか確認する。
  • 筆算を使ったら、元の式の近くに残して対応をたどれるようにする。

すべての暗算を細かく書く必要はありません。まずは、普段よく間違える計算で、考えた順番が分かる程度に残すことを目指します。

答えではなく、隣り合う二つの行を比べる

例えば「48−(6+7)×2」を、次のように計算したとします。

  1. 48−(6+7)×2
  2. 48−13×2
  3. 35×2
  4. 70

見直すときは、答えの70だけを眺めず、上から隣り合う行を比べます。1行目から2行目は、括弧の中の6+7を13にしているので問題ありません。2行目から3行目では、掛け算より先に48−13を計算しています。ここが最初に直す場所です。

正しくは「48−13×2」から「48−26」、そして「22」と進みます。この例で確認したいのは引き算の正確さではなく、括弧の計算を終えた後も、掛け算を先に行うことです。間違いを「計算ミス」の一言で終わらせず、次に確かめる動作まで具体化します。

家庭では「残す・探す・確かめる」の順で進める

1.元の計算を消さずに残す

答えが違ったら、その場ですべて消さず、元の式を残します。訂正は横や下の空いた場所に書き、元の計算と見比べられるようにしましょう。書く場所が足りなければ、別の紙を使っても構いません。

2.最初に違っている行を探す

「この行から次の行で、何を計算した?」と一つずつ確認します。複数の誤りがあっても、まずは最初のずれに注目します。そこから先は誤った数を使っている場合があるため、後半の答えだけを直しても原因の確認にはなりません。

3.確認する動作を短く書く

「次は気をつける」ではなく、「引く前に掛け算が残っていないか見る」「筆算の繰り下がりの印を確かめる」など、実際にできる動作を一つ書きます。その後、似た計算を一問解き、同じ場所で確認できるか試してみましょう。

保護者は原因を決めつけず、式の説明を聞く

保護者が先に「また計算の順番を間違えたね」と答えを言うよりも、「ここでは何をしたの?」と本人の説明を聞くほうが、考えた過程を確認できます。数字の写し間違いなのか、計算方法の理解が曖昧なのかによって、必要な練習は異なります。

本人も途中式を読めない場合は、一度に多くを直そうとせず、数字の間を空ける、行を分けるなど、読み返せる書き方から整えます。正解したかどうかとは別に、「自分でずれた行を見つけられた」ことも認めましょう。

まとめ:途中式を、次の一問に生かす

途中式を残す練習では、書く量を増やすことより、間違いの場所を自分で説明できることを大切にします。元の計算を残し、隣り合う行を比べ、次に確認する動作を一つ決める。この流れを、普段の計算練習の一問から試してみてください。

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