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学習法・教科対策

中学受験の見直しで答えを変える前に|根拠を確かめる親子の練習

見直しで答えを変えたら不正解になった。そんな経験から「最初の答えを変えない」と決める前に、変更の理由を確かめてみましょう。条件の読み違いなどの根拠と、何となく不安になった気持ちを分け、答えを変えるか判断する練習を紹介します。

中学受験の見直しで答えを変える前に|根拠を確かめる親子の練習のイメージ画像

「最初は合っていたのに、見直しで変えてしまった」。答案を返された子どもから、こんな言葉が出ることがあります。ただ、その一問を理由に「次からは答えを変えない」と決めると、見つけた誤りを直せなくなることもあります。

見直しで確かめたいのは、最初の答えか後の答えかではなく、どちらに問題文や計算に基づく根拠があるかです。家庭では、変更した理由を短く説明する練習から始められます。

答えを変えたくなった理由を言葉にする

別の答えが気になったら、書き換える前に「どこを見て、何に気づいたか」を一度確かめます。理由は、次のように分けて考えると整理できます。

  • 誤りが見つかった:「正しくないもの」を選ぶ問題なのに、正しいものを選んでいた。
  • 別の答えを支える根拠が見つかった:本文の一文が、別の選択肢の内容と対応していた。
  • 不安になっただけ:同じ記号が続いている、簡単に解けたので心配、といった気持ちが出てきた。

前の二つは、答えを変えるか検討する材料になります。一方、記号の並びや不安な気持ちだけでは、問題の正誤は判断できません。不安を消すために書き換えるのではなく、問題の条件に戻ります。

書き換える前に確認したい三つのこと

1.何を答える問題か

求められているものを、問題文で確かめます。割合なのか数量なのか、理由なのか具体的な内容なのか。答えの候補同士を比べる前に、問いと答えが対応しているかを確認しましょう。

2.元の答えのどこが合わないか

「もう一つのほうがよさそう」だけでなく、元の答えにどんな問題があるかを探します。例えば算数なら、求めた人数を条件に戻したときに合計が一致しない、国語なら、選択肢の一部が本文の説明と食い違う、といった点です。

3.新しい答えは条件を満たすか

元の答えが誤りでも、新しい答えが正しいとは限りません。変更先についても、問題の条件や本文に照らして確かめます。「元の答えの誤り」と「新しい答えの根拠」を別々に確認することが大切です。

具体例で考える「変更してよい理由」

例えば「赤い玉は全部の玉の何%か」という問題で、青い玉の割合を答えていたと気づいた場合です。求める対象の読み違いが見つかったので、赤い玉の数と全体の数を確認して計算し直す理由があります。

一方、選択問題で「前の二問もウだったから、次は違う気がする」と感じた場合、記号の並びは変更の根拠にはなりません。ウを選んだ理由と、変更先を選ぶ理由を、それぞれ問題文から探します。

どちらが正しいか決める材料が見つからなければ、不安だけを理由に変更しないことも選択肢です。練習では、時間内に判断できなかった問題を後で取り上げ、何を確認すればよかったかを整理しましょう。

家庭では正誤だけでなく、変更理由を振り返る

普段の演習で、変更を迷った問題を一問選び、採点前に次の三点をメモします。すべての問題で行う必要はありません。

  1. 最初の答えと、それを選んだ理由。
  2. 見直しで気づいたこと。
  3. 答えを変えた、または変えなかった理由。

採点後は「変えて正解だったか」だけで終わらせず、その理由を確認します。根拠なく変更して偶然正解した場合も、次に使える判断方法だったかは別に考えます。根拠を確かめたつもりで間違えた場合は、読み取った条件や考え方のどこにずれがあったかを振り返ります。

保護者は「どうして変えたの」と責めるより、「変える決め手になったのはどの部分?」と尋ねると、具体的な確認につなげやすくなります。うまく説明できないときは、問題文を一緒に指し示しながら整理しましょう。

まとめ|最初の答えではなく、根拠を大切にする

「必ず変える」「絶対に変えない」という一律の決まりでは、問題ごとの違いに対応できません。問いを確認し、元の答えが合わない点と、新しい答えを支える根拠を確かめる。この順序を日頃の演習で試し、気持ちの揺れと解答の根拠を分けて考える練習を重ねましょう。

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