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得点率の出し方|配点が違う問題と部分点をどう計算する?
家庭で問題集や過去問を採点するとき、正解した問題の割合と得点率は必ずしも一致しません。配点が異なる問題や部分点がある場合を例に、得点率の計算手順を解説。満点が異なる演習の扱い、採点基準が分からないときの記録方法も紹介します。

「10問中8問できたから、得点率は80%」と考えたくなりますが、問題ごとの配点が違えば、そうなるとは限りません。家庭での採点では、正解した問題の数と、獲得した点数を分けて数えることが大切です。ここでは、得点率の計算方法に絞って整理します。
得点率は「獲得した点数÷満点×100」
得点率は、その演習の満点に対して何%の点数を取ったかを示します。計算式は次のとおりです。
得点率(%)=獲得した点数÷満点×100
たとえば、60点満点の演習で45点なら、45÷60×100=75%です。満点が100点でない場合も、同じ式で計算できます。
小数が出たときは、「小数第1位まで」など家庭で記録する桁数を決めておくと整理しやすくなります。途中の計算では丸めず、最後に四捨五入しましょう。
配点が違うと、正解した問題数の割合とはずれる
次の表は、計算方法を説明するための架空の演習です。部分点はなく、正解なら配点どおりの点数が入るものとします。
| 問題のまとまり | 問題数と配点 | 正解した問題数 | 獲得した点数 |
|---|---|---|---|
| 前半 | 各2点×5問 | 5問 | 10点 |
| 後半 | 各6点×5問 | 3問 | 18点 |
| 合計 | 10問・40点満点 | 8問 | 28点 |
正解した問題は10問中8問なので、問題数で見た正解の割合は80%です。一方、得点率は28÷40×100=70%となります。これは、間違えた2問の配点が高いためです。
正解した問題数だけから得点率を出せるのは、全問の配点が同じで、部分点もない場合です。それ以外は、まず点数を合計しましょう。
部分点があるときは、実際に付いた点数を足す
部分点が認められている問題では、満点だったかどうかではなく、採点基準に沿って付けた点数を使います。たとえば20点満点の演習で、各問の得点が4点、2点、0点、6点なら、合計は12点。得点率は12÷20×100=60%です。
- 解答・解説にある配点と採点基準を確認する。
- 各問に付いた点数を合計する。
- 演習全体の満点で割り、100を掛ける。
記述問題などで採点基準が分からない場合は、独自に部分点を決めて確定点のように扱わないようにします。「採点保留」と記録し、採点を確認できる先生などに相談しましょう。
一部だけ解いたときは、どこを満点とするか明記する
問題集の一部だけを解いた場合、その範囲の得点率を知りたいなら、解いた範囲の配点合計を満点として計算します。たとえば、選んだ問題が合計30点分で、そのうち24点を取ったなら80%です。記録には「選択した30点分で24点」と添えると、全体の結果との混同を防げます。
一方、100点満点のテスト全体に取り組み、時間内に解けなかった問題があった場合は、未解答分を除いて満点を小さくしません。全体の得点率を出すなら、100点を分母にします。
複数回をまとめるなら、割合ではなく点数を合計する
満点が異なる演習をまとめて計算するときは、得点率を単純に平均するのではなく、点数を先に合計します。
たとえば、20点満点で16点、80点満点で40点なら、合計は100点満点で56点なので、全問題を合わせた得点率は56%です。それぞれの得点率である80%と50%の平均65%は、全問題を合わせた得点率とは異なります。
ただし、問題の内容や難しさが異なるため、得点率の上下だけで学力の伸びを断定することはできません。まずは計算対象を明確にして記録するための数字として使いましょう。
まとめ:点数を足してから、満点で割る
得点率を出す基本は、獲得した点数を合計し、対象範囲の満点で割って100を掛けることです。配点や部分点、計算に含めた範囲をそろえておけば、家庭での学習記録も読み違えにくくなります。保護者は数字の高低を評価する前に、「何点満点で何点だったか」を子どもと一緒に確かめてみてください。
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