母集団
ぼしゅうだん
成績や統計を考える際に、基準となる集団のことです。
母集団は、数値を考えるときの対象となる集団
統計で母集団は、調べたい対象全体を指します。中学受験の模試や偏差値の説明では、比較の基準になる受験者の集団を指して使われることがあります。誰の結果が集計に入っているかを確認すると、数字の意味が読みやすくなります。
全国の小学6年生全員の中での位置とは限りません。その模試を受けた人、判定に必要な科目を受けた人など、集計の区分が決まっている場合があります。
同じ得点でも偏差値が変わる理由
偏差値は、集団の平均点と得点のばらつきをもとに計算されます。自分の得点だけでは決まりません。
次は仕組みを説明するための架空例です。いずれも100点満点で、得点のばらつきの指標である標準偏差を10と仮定します。
| 集団 | 平均点 | 本人の得点 | 偏差値 |
|---|---|---|---|
| A | 50点 | 60点 | 60 |
| B | 60点 | 60点 | 50 |
同じ60点でも、集団内での位置は変わります。実際の異なる模試では問題自体も違うため、この表を使って塾間の偏差値を換算することはできません。
比較するときに残す情報
模試名、実施日、学年、科目数、総合・科目別などの集計区分を得点と一緒に記録します。偏差値表も本人の模試に対応するものを使い、別の模試の表をそのまま当てはめないでください。
模試を比べる前の確認事項を揃えると、「数値が下がった」という印象だけで判断せずに済みます。理解できる問題が増えたかなど、学習の変化も別に確かめます。
よくある質問
受験者が多い模試ほど、必ず正確?
人数だけでは判断できません。知りたいことに対して、対象者、出題内容、判定方法が合っているかも確認します。学校別の対策を見る目的と、学習全体を見る目的は分けましょう。
違う模試の偏差値を平均してよい?
比較の基準が違うため、単純平均は避けます。模試ごとに推移を見て、持ち偏差値として使う場合は、どの成績をどの方法でまとめるかを相談相手と確認します。