親子の受験に、ひとつずつ安心を。
中学受験の偏差値が下がったら?親が確認したい5つのポイント
偏差値が下がったときに、親が順に確認したい5つのポイントを紹介。同じ模試の推移、科目別の変化、失点理由、受験時の様子から、次の学習を落ち着いて決めます。

結果を見て、子どもより先に保護者が落ち込むこともあります。そんなときは、その場で原因を決めつけず、成績表と答案を見られる時間を改めて取りましょう。偏差値の低下は確認のきっかけですが、それだけで学習の努力や今後の結果を判断することはできません。
1.前回と同じ条件の模試か
主催者、テスト名、学年、受験科目が同じかを確かめます。違う模試の偏差値を比べて下がったと感じているなら、その比較をいったん止めます。同じ系列でも出題範囲や平均点が変わるため、得点と平均点、科目別の結果を併せて読みましょう。
数字を一覧にするなら、テストの種類ごとに表を分けると混同を防げます。
2.1回の上下か、同じ課題が続いているか
直近の複数回を並べ、総合だけでなく科目別の動きを見ます。毎回別の科目が下がる場合と、同じ単元で失点が続く場合では、対策は異なります。単純な平均だけでなく、答案の中に共通点があるかを探しましょう。
たとえば、算数の偏差値が続けて下がっていても、今回は難しい問題に時間を使いすぎ、前回は計算の転記ミスが多かったのなら、1つの原因にはまとめられません。
3.総合値の陰にある科目の変化
総合が下がっていても、国語の記述で取れる点が増えたなどの変化があるかもしれません。伸びたところも確認してから、課題へ進みます。得点の上下が大きい科目については、出題内容や時間配分を見直してください。
| 見えた変化 | 次に確認するもの |
|---|---|
| 空欄が増えた | 時間不足か、着手できなかったのか |
| 正答率の高い問題を落とした | 基礎知識、計算、読み落とし |
| 記述の失点が増えた | 根拠・条件・採点基準 |
4.当日の様子と、ここまでの負担
睡眠不足、移動の慌ただしさ、緊張など、本人が感じたことを聞きます。ただし「体調が悪かったから」で分析を終えるのでも、「言い訳」と切り捨てるのでもなく、答案の事実と本人の説明を分けて残します。
「どうして間違えたの?」より、「どこで時間が足りなくなった?」「困った問題はあった?」のように具体的に尋ねると、次に変えることを探しやすくなります。
5.次の1週間に何を変えるか
課題を確認したら、すべてを一度に直そうとしないことです。教材に戻る単元、解き直す問題、次の模試で試す時間配分を、1つか2つに絞ります。学校選びまで動かす必要があるかは、成績推移や過去問を含めて指導者と相談しましょう。
親ができるのは点数を代わりに上げることではなく、復習する時間と落ち着いて話せる場を整えることです。次の結果だけを目標にせず、決めた取り組みを実行できたかも一緒に確認してください。
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