過去問演習
かこもんえんしゅう
過去の入試問題を使い、解答・採点・復習を行う学習です。
演習は「解く・採点する・直す・確かめる」まで
過去問が教材を指すのに対し、過去問演習はそれを使った学習です。本番の制限時間を体験するだけでなく、失点の理由を見つけ、次の学習を決めることが目的です。難しかったという感想だけで終えないよう、毎回同じ項目で記録すると振り返りやすくなります。
1回分の進め方
- 学校名・年度・回・科目・配点・時間を確認する。
- 試験に近い条件で解き、時間終了時の答案を残す。
- 解答と照合し、不明な部分点は保留にする。
- 間違いを原因別に分け、復習する内容を絞る。
- 時間を置いて自力で解けるかを確認する。
終了後に書き足した答えは、時間内の得点に含めません。家族が途中でヒントを出した場合も記録し、初見で自力で解いた結果と分けてください。
記録すると復習が具体的になる
次の表は架空の演習記録です。学校の採点基準や推奨時間を示すものではありません。
| 記録項目 | 記入例 |
|---|---|
| 対象 | A校・ある年度の第1回・算数 |
| 条件 | 初見、制限50分、ヒントなし |
| 採点 | 確実な得点60点、記述5点分は判断保留 |
| 失点の理由 | 速さの単位の混同、最後の大問は時間切れ |
| 次の行動 | 単位を揃える基本問題を確認し、後日解き直す |
得点だけでは「理解していない」のか「時間が足りない」のかが見えません。ケアレスミスも、計算・転記・条件の読み落としなど、起きた場所まで残します。
解き直しと週間計画
同じ問題をもう一度解くと、答えを覚えている影響があります。初回と解き直しは別の結果として残し、答えだけでなく理由や途中の考え方を説明できるか確認します。
週の予定には解答時間だけでなく、採点・復習の時間も確保します。未復習の答案が増えてきたら、新しい年度を追加する前に量を調整しましょう。過去問の週間計画と解き直しの記録方法も参考になります。
よくある質問
記述問題の部分点はどう付ける?
公開された基準があれば従います。基準がわからない場合は家庭の点数を推定として扱い、先生に確認します。解答例と表現が違うだけで一律に不正解・満点とは決めないでください。
同じ年度を何回も解くべき?
回数より、前回できなかった考え方が身についたかを見ます。再演習の得点を初見の合格見込みに置き換えず、別の問題にも応用できるか確認しましょう。